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プラン体系とライセンス管理

組織・エンタープライズ向けには Copilot BusinessCopilot Enterprise の2つのプランが用意されている。
いずれもGitHubのリポジトリホスティング料金とは別契約である。

flowchart TD
    A["`GitHub Copilot プラン`"] --> B["`個人向け`"]
    A --> C["`組織・エンタープライズ向け`"]
    B --> D["`Free
    $0/月
    2,000補完 + 50 PR`"]
    B --> E["`Pro
    $10/月
    無制限補完 + 300 PR`"]
    B --> F["`Pro+
    $39/月
    無制限補完 + 1,500 PR`"]
    C --> G["`Business
    $19/ユーザー/月
    300 PR/ユーザー`"]
    C --> H["`Enterprise
    $39/ユーザー/月
    1,000 PR/ユーザー
    GitHub Enterprise Cloud 必須`"]

組織向けプラン(Business / Enterprise)には、個人プランにはない以下の管理機能が含まれる。

機能個人プランBusinessEnterprise
組織レベルのライセンス管理
ポリシー管理
IP(知的財産)インデムニティ
監査ログ
SAML SSO対応
コンテンツ除外設定
ナレッジベース
GitHub.com上のCopilot Chat
カスタムモデルの微調整
コードベースインデックス

多くのチームにとってはBusinessプランで十分な機能が揃っている。
Enterpriseプランへのアップグレードを検討すべき条件は以下の通りである。

  • ナレッジベース(組織のドキュメント・リポジトリをCopilotに学習させる機能)が必要
  • GitHub.com上でのCopilot Chat利用が必要
  • プレミアムリクエストの月間消費量が800リクエストを超えるユーザーが多い(Enterpriseの方がコスト効率が良くなる)
  • カスタムモデルの微調整やコードベースインデックスが必要

9.2 プレミアムリクエストの仕組みと消費量管理

Section titled “9.2 プレミアムリクエストの仕組みと消費量管理”

プレミアムリクエストは、Copilotの高度な機能やモデルの利用に消費される課金単位である。
以下の機能がプレミアムリクエストを消費する。

  • Copilot Chat(IDE内・Web)
  • Agent Mode
  • Copilot Edits
  • コードレビュー
  • コーディングエージェント
  • Copilot CLI
  • プレミアムモデルによるインライン補完

乗数(Multiplier)による消費量の違い

Section titled “乗数(Multiplier)による消費量の違い”

各AIモデルにはプレミアムリクエスト乗数が設定されており、使用するモデルによって1回のリクエストで消費される量が異なる。
たとえばClaude Opus 4.6(乗数3x)を1回使用すると、プレミアムリクエストが3つ消費される。

エージェント機能での消費ルール

Section titled “エージェント機能での消費ルール”

エージェント型機能(Agent Mode、コーディングエージェント、Copilot CLI)では、ユーザーが送信したプロンプトのみがプレミアムリクエストとしてカウントされる。
Copilotが自律的に行うツール呼び出しや中間ステップはカウントされない。

プレミアムリクエストのカウンターは毎月1日の00:00:00 UTC にリセットされる。
未使用分の翌月への繰り越しはない。

有料プランでプレミアムリクエストを使い切った場合、基本モデル(Included Models)で引き続きCopilotを利用できる。
ただし、高負荷時にはレスポンス時間が延びる可能性やレート制限がかかる場合がある。

コスト項目金額備考
Businessシート$19/ユーザー/月日割り計算あり
Enterpriseシート$39/ユーザー/月GitHub Enterprise Cloud別途
追加プレミアムリクエスト$0.04/リクエスト月間上限超過時
GitHub Enterprise Cloud$21/ユーザー/月Enterprise利用時に必要

プレミアムリクエスト有料超過の有効化: Enterpriseレベルで「Premium request paid usage」ポリシーを有効にしないと、超過リクエストの課金が始まらない(逆に言えば、有効にしない限り超過しても課金されないが、利用がブロックされる)。

予算(Budget)の設定: Organization / Enterpriseレベルで予算を設定すると、75%・90%・100%到達時にメール通知が送信される。
予算は監視目的であり、超過しても自動的に利用が停止されるわけではない。

コストセンターの活用: チームやプロジェクトごとにコストセンターを設定し、支出を分類・追跡できる。

Enterpriseへのアップグレード判断

Section titled “Enterpriseへのアップグレード判断”

Businessプランのユーザーが月に約800プレミアムリクエスト以上を消費している場合、Enterpriseプランの方がコスト効率が良くなる。
利用データレポートをダウンロードして各ユーザーの消費量を確認し、アップグレード判断の根拠とすること。

9.4 ライセンスの付与・取り消し・日割り計算のルール

Section titled “9.4 ライセンスの付与・取り消し・日割り計算のルール”

ライセンスの付与方法には以下の選択肢がある。

  • 全メンバーに一括付与: Organization内のすべての現在および将来のメンバーに自動付与
  • 選択的付与: 特定のチームまたは個人にのみ付与
  • CSV一括アップロード: CSVファイルでユーザーリストを一括インポート
  • REST API: プログラマティックにチームまたはユーザーに付与

ライセンスの課金は、ユーザーが実際にCopilotを使い始めたタイミングではなく、シートが付与されたタイミングで開始される。
請求サイクルの途中で付与した場合、残り期間に対して日割り計算される。

ライセンスを取り消しても、現在の請求サイクルの終了まで課金は継続する。
ただし、取り消されたユーザーは即座にCopilotへのアクセスを失う。

ユーザーが個人のCopilot Pro/Pro+プランを持っている状態でOrganizationからBusiness/Enterpriseシートが付与された場合、個人プランは自動的にキャンセルされ、残り期間分の日割り返金が行われる。

同一Enterprise内の複数のOrganizationからシートが割り当てられた場合、Enterpriseには1ユーザーあたり1回のみ課金される。
どのOrganizationが課金対象になるかは、詳細利用レポートで確認できる。