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ポリシー管理と機能制御

Enterprise → Organization → 個人の優先関係

Section titled “Enterprise → Organization → 個人の優先関係”

Copilotのポリシーは階層的に管理される。
Enterpriseレベルで明示的に設定されたポリシーは、Organizationレベルでオーバーライドできない。

flowchart TD
    A["`Enterpriseポリシー
    最上位・最優先
    明示的設定はOrg設定を上書き`"] --> B["`Organizationポリシー
    Enterprise設定が未指定の場合のみ有効
    Organization Ownerが設定`"]
    B --> C["`個人設定
    Business/Enterpriseでは
    組織ポリシーが優先`"]

各ポリシー項目には以下の状態がある。

  • Enabled(有効): 機能を明示的に有効化
  • Disabled(無効): 機能を明示的に無効化
  • No policy(未設定): Enterpriseで未設定の場合、Organizationレベルの設定に委任

ポリシー設定画面へのアクセス

Section titled “ポリシー設定画面へのアクセス”

Organization Ownerは以下の手順でポリシー設定にアクセスできる。

  1. GitHub.com右上のプロフィール画像 → 「Your organizations」
  2. 対象Organization横の「設定」をクリック
  3. サイドバーの「コード、計画、自動化」→「Copilot」→「ポリシー」

11.2 主要ポリシー項目の解説と推奨設定

Section titled “11.2 主要ポリシー項目の解説と推奨設定”

パブリックコード一致検出(Suggestions matching public code)

Section titled “パブリックコード一致検出(Suggestions matching public code)”

Copilotの提案がGitHub上のパブリックコードと一致またはほぼ一致する場合に、その提案を表示するかブロックするかを制御する。

  • Allowed: パブリックコードに一致する提案も表示する
  • Blocked(推奨): 一致する提案をブロックする

ライセンスリスクを軽減するために、組織ではBlockedに設定することを推奨する。

エディタプレビュー機能(Editor preview features)

Section titled “エディタプレビュー機能(Editor preview features)”

一般提供前の新しいCopilot機能をユーザーがテストできるかどうかを制御する。
プレビュー機能には欠陥がある場合があり、予告なく変更・廃止される可能性がある。

  • 安定性を重視する組織では Disabled が推奨
  • 最新機能を積極的に評価したい組織では Enabled を選択

GitHub.com上でのCopilot Chat利用を制御する。
Copilot Enterpriseプランでのみ利用可能な機能を含む。
有効化すると追加で以下のオプションが表示される。

  • ユーザーフィードバック収集: PRサマリーに対するフィードバック機能
  • オプトインのプレビュー機能: GitHub.com上の新機能テスト

コーディングエージェント(Copilot coding agent)

Section titled “コーディングエージェント(Copilot coding agent)”

コーディングエージェント機能の利用可否を制御する。
有効にした場合、エージェントが利用可能なリポジトリも別途指定する必要がある。

サードパーティ製のCopilot Extensionsの利用を制御する。
有効にすると、メンバーがCopilot Chatにサードパーティツールを統合できるようになる。

セキュリティリスクを管理するため、Extensionのインストール前に利用ポリシーを設定し、インストール後は各Extensionに付与された権限を確認すること。

ターミナルからのCopilot CLI利用を制御する。

MCP サーバー(MCP servers in Copilot)

Section titled “MCP サーバー(MCP servers in Copilot)”

MCPサーバーのサポートを制御する。デフォルトは無効であり、Agent ModeやコーディングエージェントでMCPサーバーを利用する場合は管理者が明示的に有効化する必要がある。

ポリシー設定の推奨マトリクス

Section titled “ポリシー設定の推奨マトリクス”
ポリシー項目セキュリティ重視バランス型機能開放型
パブリックコード一致BlockedBlockedAllowed
エディタプレビューDisabledEnabledEnabled
コーディングエージェントDisabled限定リポジトリで有効Enabled
ExtensionsDisabled承認制で有効Enabled
Copilot CLIEnabledEnabledEnabled
MCPサーバーDisabled限定的に有効Enabled

Copilotポリシー画面の「Models」タブで、基本モデル以外のAIモデル(プレミアムモデル)へのアクセスを制御できる。
追加コストが発生するモデルの利用を組織ポリシーで制限することで、予期しないコスト増を防止できる。

管理者がポリシーでブロックしたモデルは、Auto(自動モデル選択)の候補からも除外される。
また、乗数が1を超えるモデルはAutoモードでは自動選択されないため、高コストモデルの意図しない消費を防げる。

Copilotに参照させたくないファイルやリポジトリを指定する機能である。
機密性の高いコード、ライセンス上の制約があるコード、社外に情報が渡ることを避けたいコードなどを除外対象に設定できる。

  • Organizationレベル: Organization設定でリポジトリ単位またはファイルパスパターン単位で除外設定
  • リポジトリレベル: リポジトリ個別の設定で除外ファイルを指定

除外設定されたファイルは、Copilotのインライン補完やChat応答のコンテキストから完全に除外される。
そのファイルを開いて作業している場合でも、Copilotは提案を行わない。