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AI Controls とエージェント制御プレーン(Enterprise)

12.1 AI Controls ダッシュボードの概要

Section titled “12.1 AI Controls ダッシュボードの概要”

2026年2月にGA(一般提供)となったEnterprise AI Controlsは、Enterprise管理者がAI関連のポリシー設定、エージェント活動の監視、監査ログの確認をすべて1つの管理画面から行える統合ガバナンス機能である。

Enterprise設定のサイドバーに「AI Controls」タブが追加され、以下の機能に一箇所からアクセスできる。

  • AI関連ポリシーの一元管理
  • エージェントセッションアクティビティの確認
  • 監査ログのフィルタリング(エージェント操作の特定)
  • MCPアローリストの管理(プレビュー)
flowchart TD
    A["`Enterprise AI Controls`"] --> B["`ポリシー管理
    Copilot機能の有効/無効
    モデルアクセス制御`"]
    A --> C["`エージェント監視
    セッションアクティビティ
    直近24時間の詳細`"]
    A --> D["`監査ログ
    actor_is_agent識別子
    ユーザー紐付け`"]
    A --> E["`MCPガバナンス
    Enterpriseアローリスト
    レジストリURL管理`"]

12.2 エージェントセッションアクティビティの監視

Section titled “12.2 エージェントセッションアクティビティの監視”

セッションアクティビティとは

Section titled “セッションアクティビティとは”

コーディングエージェントやCopilot CLIなどのエージェント機能が実行したセッションの詳細を、Enterprise管理者が確認できる機能である。
直近24時間のセッションアクティビティが表示され、以下の情報を含む。

  • どのエージェントがセッションを実行したか(Copilot、サードパーティエージェント含む)
  • セッションを開始したユーザー
  • 対象リポジトリ
  • 使用されたツール・MCPサーバー
  • セッションの結果(成功/失敗)

エージェントアクティビティは以下の条件でフィルタリングできる。

  • エージェント種別: Copilot自身のエージェント、特定のサードパーティエージェント
  • Organization: Enterprise内の特定のOrganizationに限定
  • 期間: 直近24時間以内の範囲指定

12.3 Enterprise全体のMCPアローリスト管理

Section titled “12.3 Enterprise全体のMCPアローリスト管理”

MCPアローリストは、Enterprise全体で利用を許可するMCPサーバーのリストを一元管理する機能である。
管理者がMCPレジストリURLを設定し、許可されたサーバーのみを開発者が利用できるようにすることで、未承認のMCPサーバーへの接続を防止する。

flowchart LR
    A["`開発者のIDE
    MCPサーバーへの接続要求`"] --> B{"`アローリストに
    登録済み?`"}
    B -->|Yes| C["`接続許可`"]
    B -->|No| D["`接続ブロック`"]

12.4 カスタムエージェントのガバナンス

Section titled “12.4 カスタムエージェントのガバナンス”

プッシュルールによるファイル保護

Section titled “プッシュルールによるファイル保護”

カスタムエージェントの定義ファイル(.github/agents/*.md)は、不正な変更から保護する必要がある。
Enterpriseプランでは、1-clickプッシュルールを使ってこれらのファイルパスをEnterprise全体で保護でき、承認なしの編集を防止できる。

カスタムエージェントのバージョン管理

Section titled “カスタムエージェントのバージョン管理”

カスタムエージェントの定義はリポジトリ内のMarkdownファイルであるため、通常のGitワークフローでバージョン管理される。
変更履歴の追跡、PRによるレビュー、ブランチ保護ルールの適用が可能である。

12.5 AI Manager ロールの設定とカスタム権限

Section titled “12.5 AI Manager ロールの設定とカスタム権限”

Enterprise管理者は、AI関連の管理業務を専任のAI Managerに委任できる。
Enterprise Ownerの全権限を付与せずに、以下の権限をfine-grainedに割り当てられる。

  • 監査ログの閲覧
  • エージェントセッションアクティビティの確認
  • AI Controlsの管理(ポリシー設定、MCPアローリスト管理)

このロール分離により、AI導入の推進を担当するチームに必要な管理権限を適切に委任しつつ、Enterprise全体の管理権限は限定できる。

12.6 サードパーティエージェントの管理と制御

Section titled “12.6 サードパーティエージェントの管理と制御”

サードパーティエージェントの制御

Section titled “サードパーティエージェントの制御”

Enterprise管理者は、サードパーティのコーディングエージェント(Claude by Anthropic、OpenAI Codex等)の利用をポリシーで制御できる。
エージェントごとの有効/無効設定が可能であり、監査ログにもサードパーティエージェントの操作が記録される。

エージェントアクティビティの監査

Section titled “エージェントアクティビティの監査”

監査ログでは actor_is_agent 識別子を使って、特定の変更がユーザーによる直接操作なのか、エージェントを経由した操作なのかを判別できる。user / user_id フィールドでエージェントの操作者(代理実行したユーザー)も特定できる。

インシデント対応時に「保護ブランチへの変更がユーザーの直接操作かエージェント経由か」を追跡する際に、この情報が重要となる。